高齢者の行方不明について出来る事
社会福祉法人 敬愛会
こんにちは!高齢者相談センターです!
ここ最近、急に暑くなったり寒くなったり何かと体調を整える事が大変ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか(*^-^*)
今月のブログでは、先日、チームオレンジつなぐの定例会の中で話し合われた
「高齢者の行方不明者」について地域では何が出来るか、について少しお話させて頂ければと思います。
皆さんも、一度は市町村の防災無線で高齢者の行方不明についての放送を聞いた事が有るかと思います。行方不明になってしまう原因は様々ですが、
「認知症の周辺症状」によって外出し自宅に帰れなくなってしまう事が多くの原因です。
もし自分の家族がそうなったら…あるいは近所の知っている人がいなくなってしまったらどうしたらいいのだろうと考えた事は有りませんか?
「行方不明になってしまった!」「どこに行ったんだろう?!」「無事だと良いんだけど…」と不安な気持ちと慌ててしまう事が殆どだと思います。
特に、行方不明になってから時間が経てば経つほど、大きな事故や事件に発展する事になるので、早期に対応する事が安全に保護できるポイントとなります。
先ずは慌てずに、以下の点で冷静に対処をしていく事が大切です。
・「ご本人の生活リズムや行動パターンを考えてみる」
認知症の方が行方不明になる行為を「徘徊」と呼んでいました。徘徊とは「家から外に出て目的もなく、うろうろと歩きまわる事」という意味があります。
ですが、認知症の方が外に出てしまうには、本人の中に目的や理由が有るとされています。
例えば、昔勤めていた職場に行こうとしている・夕ご飯の買い出しに行くため等、昔から行っている習慣で出かけてしまう事があるとの事です。
本人の生活リズムや行動パターン等を知る事は、いざ行方不明になった時に「まず探しに行くポイントを絞る」という事に役立ちます。
・「警察や高齢者相談センター、市役所に早めに相談する」
前述の通り、行方不明から時間が経てば経つほど
「事件や事故に発展する危険性が高くなり、本人の命や心身に支障に影響を及ぼす状態になります」
迷惑をかけたくない、大きな騒ぎにしたくない、そのうち帰って来るだろうといった事から、相談・通報が遅れてしまう事が有ります。思い当たる場所を探しても見つからない時には、迷わずに警察や、各所関係機関へ相談・通報をする事で早急に発見できる可能性がグンと上がります。
・「認知症ステッカーやGPS位置探索機器の利用を検討する」
こちらは、行方不明に対しての予防ですが、市で行っている認知症ステッカーやGPS位置探索機器の貸出サービスも行っている為、利用する事で早期発見に繋がりやすくなります。こういった事前に備える事も出来ます。
いかがだったでしょうか?
ここまでお話させて頂いた内容については、ほんの一部に過ぎません。
行方不明になってしまった本人に対して、家族、そして同じ地域に住む人たちが出来る事は、まだまだたくさんあります。
もし、認知症の方への対応について悩んだり相談事がありましたら、抱え込まずにぜひ高齢者相談センターへお気軽に相談をして下さいね。(*^▽^*)
高齢者相談センターでは地域の相談窓口としてやらせて頂いております。
お気軽にご相談ください。
窓口営業時間:月曜~金曜日 8時30分~17時15分
(土日・祝日・年末年始を除く)