奇跡のような時間・・・
社会福祉法人 敬愛会
こんにちは。ぬくもりの家です。
先月、私のユニットで看取りケアを行いました。6月上旬頃からベッド上での生活となり、往診を受けながら対応していました。口からの食事が難しくなってからは点滴対応となり、ご家族にも状況を報告しほぼ毎日のように面会に来て下さいましたが、お仕事もされているので、面会に来られない方、日もありました。
そんな中のとある日曜日。日曜日という事もあり、ご家族の方が午後から面会に来られました。1組目のご家族の方が面会に来られ、1時間ぐらい経つと2組目のご家族の方がいらっしゃり、他施設にいらっしゃる奥様、息子様・娘様ご家族が揃いました。
それから数分経つと、ご家族の方から「呼吸がゆっくりになってきました」と報告を受け、それから30分程でご家族全員に見守られながら息を引きとりました。
今は、仕事をされている方も多く状況によっては、家族全員が揃わない事もあるかと思います。そんな中、「日曜日で仕事が休み」「家族全員が揃った瞬間」偶然かもしれませんが、そんな時に息を引き取られ・・・
ご家族の方にとっては、辛い悲しい時間であったと思いますが、第3者として携わらせて頂いた私たちからみると「奇跡が起きたような・・・」そんな素晴らしい時間を体験させて頂く事が出来ました。
ご利用者の方、ご家族の方にとって、満足して頂けるようなケアが提供出来たか分かりませんが、家族の最期の時間を提供出来た事に私たちは満足させて頂きました。