歩兵(ふひょう)
“歩く兵隊”という意味です。
駒の中では一番小さく数が多いものです。
歩兵は縮めて「歩=ふ」と呼ばれます。
と金(と・きん) ※「歩兵」の裏
「と」あるいは「と・きん」と呼ばれます。
ひらがなの「と」に見えるためです。
香車(きょうしゃ)
香は“いいにおい”という意味です。
香車は縮めて「香=きょう」と呼ばれたり、
本将棋の動きから「やり」と呼ぶ人もいます。
成香(なりきょう) ※「香車」の裏
香車の裏側です。
駒によって字の形がちがいますが、
香の裏はすべて「なり・きょう」と呼ばれます。
桂馬(けいま)
桂とは“かつら”という木のことで
伝説では月に生えている縁起のよい木のことです。
桂馬は縮めて「桂=けい」と呼ばれます。
成桂(なりけい) ※「桂馬」の裏
桂馬の裏側です。
駒によって字の形がちがいますが
桂の裏はすべて「なり・けい」と呼ばれます。
銀将(ぎんしょう)
銀は宝物のひとつで「将」は
兵隊さんのなかでも偉い人のことです。
銀将は縮めて「銀=ぎん」と呼ばれます。
成銀(なりぎん) ※「銀将」の裏
銀将の裏側です。
駒によって字の形がちがいますが
銀の裏はすべて「なり・ぎん」と呼ばれます。
飛車(ひしゃ)
飛ぶ車です。
「香車」と間違いがないよう注意してください。
飛車はそのまま「ひしゃ」と呼びます。
竜王(りゅうおう) ※「飛車」の裏
飛車の裏側です。
竜の王様なので本当に強そうな名前です。
竜王は縮めて「竜=りゅう」と呼ばれます。
角行(かくぎょう)
牛の角がななめに生えているように、
角は本将棋ではななめに大きく動けます。
角行は縮めて「角=かく」と呼ばれます。
竜馬(りゅうま) ※「角行」の裏
角行の裏側です。
「桂馬」と間違いがないよう注意してください。
竜馬は縮めて「馬=うま」と呼ばれます。
金将(きんしょう)
金は宝物のなかでも価値が高いものです。
金の裏側にはなにも書いてありません。
金将は縮めて「金=きん」と呼ばれます。
玉将/王将(ぎょくしょう/おうしょう)
将棋でいちばん大切な駒です。
玉将と王将は呼び方が違いますが、
同じものと考えてください。
金と同じように裏にはなにもかいてありません。
玉将と王将は縮めて「玉=ぎょく」「王=おう」と呼ばれます。